「自分のからだが元気なうちに、やりたいことをやる」シニア留学をしたSachikoさんの留学体験談
お名前 | Sachikoさん |
留学先・言語 | 2020年1月 カナダ・オタワ校(現在閉校) / 2023年8月 イギリス・ロンドン校 |
学習した言語 | 英語 |
受講コース | スタンダードコース |
宿泊施設 | ホームステイ(オタワ) / ホテル(ロンドン) |
-留学を決めたきっかけ
50歳のときに主人と一緒にベルギーとオランダーを周遊するツアーに参加したときのこと。
お土産を買ったときに、レジで店員さんに話しかけられたけれど、なにを言ってるか聞き取れなかったんです。
近くにいた日本人の方が、「ペーパーバッグかプラスチックバッグかどちらが必要か聞いてますよ」と通訳をしてくれました。
その時に、自分はこんな簡単な英語を知らないのか、とびっくりしたんです。
それから日本に帰国して、英会話教室に通い始めました。
外国から来た先生たちとのマンツーマンレッスンをしていたのだけれど、先生の帰国が続いて。担当の先生がどんどんと変わってしまったことで英語を頑張る気持ちがだんだんと萎えてしまいました。
それから数年期間が空いて、地区の英会話教室に週1回1時間のレッスンに参加するようになりました。
2年ほど続けて、英語は覚えられましたが、会話になると前に進めず。
年月が過ぎ、飼い犬が亡くなったことをきっかけに思い切って留学をすることを決めました。
息子は中国に、娘は韓国に留学していたことがあり、"留学"が比較的身近な存在だったことも留学を決める要因だったかもしれません。
-「とりあえず行ったら何とかなるやろ」の気持ちで挑んだカナダ留学
2020年1月から約2か月、67歳の時にオタワに留学。VIA鉄道に乗りたくてここを選びました。
「とりあえず行ったら何とかなるやろ」という気持ちでした。
オタワでは、ホームステイをしていて、カメルーン出身の家庭だったのだけど、食事が合わなくてね。
でも自分が選んだことだし、ごはんで文句言うこともないと思って、そのまま2か月過ごしました。
カナダのホームステイはビジネスになっていて、カナダ人がステイ先っていうのは少ないみたいですね。
(スタッフコメント:移民が多い国ではステイ先が外国にルーツを持つ家庭になることも多いです。差別につながることから、留学時にステイ先の人種を選ぶことはできません)
-コロナが流行してやむなく帰国
カナダの冬は雪がすごくって!
私は背が小さくて。148cmなんですが、自分と同じ背丈ほど雪が積もっていました。
最初の計画では、1月から3か月英語を学んで、暖かくなる頃に旅行をしようと思っていました。
でもそんな中コロナが流行り始めてしまって。
飛行機が飛ばなくなっても帰れないし、今の英語力だと感染しても自分の症状を伝えられないという危機感があったので留学を1か月早く切り上げて帰国しました。
やっとコロナが終息してまた留学を!と思ったらオタワ校がなくなっちゃってた。
そこで、残りの1か月分はシュプラッハカフェの別の語学学校があるイギリスのロンドン校に留学することにしました。
-観光をメインにしたロンドン留学
せっかくオタワに行ったのに、観光せずに帰ってきてしまったので、次の留学は観光をメインにしようと決めました。
勉強よりも、観光がメイン!
-滞在先は自分で手配
ホテル予約サイトで評価の良いところを探して、自分で滞在先を手配しました。
ホテルと思って取ったのだけど、実際は民泊みたいなところで。
オーナーと共用で使うキッチンやお風呂やトイレは他の滞在されている方と共有でした。
ホテル予約サイトでヒースロー空港からタクシーのお迎えも予約していたのだけど、サイト側の不手際でタクシーと会えなくて。
自分でタクシーを捕まえて、ホテルに向かいました。
-工夫を凝らした自炊
滞在先のキッチンは、しっかりお料理をするというよりも、お湯を沸かしたり、電子レンジがメイン。
外食はあまり考えていなくって、滞在中は色々と工夫して作っていました。
スープジャーを持って行っていたので、スープジャーで調理していましたよ。
パックごはん、うどん、春雨、ビーフン、小分けの調味料なんかを日本から持って行って、カット野菜を現地のスーパーで調達。
グルテン不耐性なので、パンがあんまり食べれなかったんですよね。
滞在が短かったし、日本から持って行ったものは重宝していました。
-ロンドンでの過ごし方
私が受講したコースは午前中だけの授業でした。
ロンドンの美術館はほとんど無料で入れるので、これを利用しない手はない!と思って。
学校帰りは美術館に寄りました。
他にも、いろんなスーパーに行ってみたり、フィッシュアンドチップスを食べ比べてみたり。
カフェでスコーンとクロテッドクリームを食べたのもいい思い出。
クロテッドクリームは、バターとヨーグルトと生クリームの間のようなもの。
イギリスの小説を読んで、ずっと食べてみたかったんです。とっても美味しかった。
-観光と出会い
学校を卒業してからは、今回の留学の目的である観光を楽しみました。
アンブルサイドとコッツウォルズに2泊3日ずつ。
日帰りでオックスフォードにも訪れました。
この観光もツアーなどには参加せず、全部自己手配。
バスが運休中だったり、道行く人に聞いた道が間違っていたりとトラブルはたくさん。
困ったときこそ会話できないと意味がないと思って、「Good Morning」ってどんどん話しかけていきました。
声を掛けた方と目的地が同じで、一緒に向かったり、イギリスに住む方たちとの交流も楽しめました。
-海外を楽しむヒント
観光で訪れた湖水地方で、日本人ツアーの方たちとお話する機会があったんです。
私が自分で計画を立てて全て自分で手配したことを話したら、ツアーに参加していた方たちは、「自分もそういうことをしてみたい!」とおっしゃっていたので、少しアドバイスをしました。
日本人と話す機会がない外国だから、日本人と繋がる機会を作った方が良いって。
だからこそ短期間でも留学をして日本人と関わるのは大事だなと思います。
今回留学したシュプラッハカフェのロンドン校には、日本人スタッフが常駐されていました。
学校に行くと、自分で調べきれなかったことを日本語で相談できたり、安心感が全然違います。
-間違えるって素敵なこと
間違えたら、どんどん成長します。
最初の間違いはパニックになってしまうけど、次はうまくやろうって思います。
でもまた間違ってしまったら、3,4回目は考える余裕ができて冷静に対処できるんです。
私は、一度間違えたら、また別の間違いをするように心がけていました。
何度間違えたって、大丈夫。