フランクフルト留学ブログ
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ドイツのハロウィン
最近では、仮装イベントとして日本でも盛り上がりを見せる「ハロウィン(Halloween)」ですが、欧米の国々ではとても深い意味を持った伝統行事です。
ガイコツや幽霊が街にたくさん?カボチャを飾る?
今回は、ドイツのハロウィンを「ハロウィン(Halloween)」の由来などど併せてご紹介します。
ガイコツや幽霊が街にたくさん?カボチャを飾る?
今回は、ドイツのハロウィンを「ハロウィン(Halloween)」の由来などど併せてご紹介します。
ハロウィンって?
ハロウィンはアイルランドが発祥地といわれています。
アイルランドの「ケルト人」が秋の収穫祭として行っていた「サウェン(Samhain)」がハロウィンの起源です。
冬になると一日の大半が真っ暗になるアイルランドでは、秋の収穫祭「サウェン(Samhain)」の前に果物や太陽の恵みを収穫し、お祝いします。そんな秋の収穫祭「サウェン(Samhain)」の時期には昔から「あの世との隔たりが弱まり、妖精などが現れたり死者がこの世を徘徊する」という言い伝えがあり、あの世から来た死者がこの世に紛れ込み、人々をあの世に連れて行ってしまうんだそう。
死者がこの世を徘徊するという言い伝えから「自分の先祖は大切にすること」という警告をするために子供たちが仮装に身を包み家を回る習慣ができたそうです。 19世紀半ばごろ、飢餓に苦しむたくさんのアイルランド人が食を求めてアメリカに移住した際にアイルランドの「ケルト人」の伝統行事である、秋の収穫祭「サウェン(Samhain)」が伝わったといわれています。
冬になると一日の大半が真っ暗になるアイルランドでは、秋の収穫祭「サウェン(Samhain)」の前に果物や太陽の恵みを収穫し、お祝いします。そんな秋の収穫祭「サウェン(Samhain)」の時期には昔から「あの世との隔たりが弱まり、妖精などが現れたり死者がこの世を徘徊する」という言い伝えがあり、あの世から来た死者がこの世に紛れ込み、人々をあの世に連れて行ってしまうんだそう。
死者がこの世を徘徊するという言い伝えから「自分の先祖は大切にすること」という警告をするために子供たちが仮装に身を包み家を回る習慣ができたそうです。 19世紀半ばごろ、飢餓に苦しむたくさんのアイルランド人が食を求めてアメリカに移住した際にアイルランドの「ケルト人」の伝統行事である、秋の収穫祭「サウェン(Samhain)」が伝わったといわれています。
カボチャのランタン?
「Jack-o’-Lantern(ジャック・オー・ランタン)」と呼ばれるこのカボチャのランタンには、由来となるお話があります。
昔々、怠け者だがズル賢いジャックという行いの悪い鍛冶屋の男がいた。
普段から行いの悪いジャックは、死後に死者を天国か地獄へ行くか見定める天国の門番に地獄行きを通告される。
しかしながら、ズル賢いジャックは言葉巧みにこの天国の門番を騙し、もう一度この世に帰ってくる。
生き返った後も、ジャックは反省せず悪事を繰り返し、再び死者の門を訪れたときに門番から「天国にも地獄にも行かせない」といわれ、ジャックの魂は死後の国へ向えず、この世を世界を永遠に彷徨い続ける事となった。
そんなかわいそうなジャックをさすがの悪魔も哀れみ、地獄の炎が宿った石炭を与えた。ジャックは落ちていたカブをくり抜きその炎を入れたことから「Jack-o’-Lantern(ジャック・オー・ランタン)」が誕生した。カブに憑依し死後の国を探しながら、この世を彷徨い続けている姿がまさにこの「Jack-o’-Lantern(ジャック・オー・ランタン)」といわれている。
そんな「Jack-o’-Lantern(ジャック・オー・ランタン)」は今では、あの世の悪い魂から身を守るための「魔除け」やご先祖様が返ってくる目印として飾られています。
ドイツのハロウィン
10月に入ると、スーパーや雑貨屋さんでハロウィングッズが出始めますが、ドイツは本来ハロウィンのお祭りとは無縁といわれています。
本来10月31日はドイツ・カトリック教徒にとっては祝日でも何でもない日だったのですが、1990年代からアメリカのハロウィーンがフランスや南ドイツで取り入れられるようになり、だんだんとハロウィーンのイベントがヨーロッパにも普及しつつあるようです。
ここ、フランクフルトの街中では、チラホラ仮装をしている人を見かけますが、アメリカや日本ほど仮装した人々を見ることはありませんでした。
昨年チョコレートを用意するのをすっかり忘れており小さい子が仮装をして、家に来たのにお菓子がなくて申し訳なかったと同僚のイタリア人に聞いていたので、私も念のため用意していましたが…残念ながら来ませんでした。
それどころか、自宅のいきなりコンセントが爆発し、なんと夜中電機が使えない状況に。朝になっても復旧していませんが、朝にはお湯が出るようになっていたので、気長に待とうと思います。もしかしたら、ハロウィンで間違えてきたお化けの仕業かもしれませんね。
ちなみにドイツ語での「Trick or treat!」は
“Süßes oder Saures” (Sweets or sours)!
ドイツで子供たちが「Süßes oder Saures」と尋ねてきたら、お菓子を配ってあげてください。
しかしながらドイツには、11月11日の聖マルティネスの日に行われる、St.Martin(ザンクト・マーティン)という収穫の日及び冬の始まりの日を祝う、秋の伝統行事があります。「カトリック版ハロウィン」ともいえる、この行事については、また詳しく書いていきますね。
いかがでしたでしょうか。
ドイツの秋の伝統行事といえば「カトリック版ハロウィン」ともいえる、11月11日の聖マルティネスの日に行われる、St.Martin(ザンクト・マーティン)。この日は、収穫の日及び冬の始まりの日とされています。
St.Martin(ザンクト・マーティン)についての記事は次回詳しくご紹介していきます!
その他の関連記事はこちらから!
では、 Schönen Tag noch!
次回もお楽しみに!
Written by TOMONA ABE
自己紹介
Hallo!
皆様、はじめまして。
3月より、フランクフルト校にてインターンとして働き始めましたTomonaです。
2年間の留学(カナダ/韓国)+大学卒業後、金融機関で5年ほど勤務の後、人生のアドベンチャーを始めるためギリホリでここ、フランクフルトにやってきました。
ドイツ語0ベースで来てしまったので、日々奮闘中です。そんな私が日々感じる様々なこと・情報をお伝えしていきたいと思います。
3月より、フランクフルト校にてインターンとして働き始めましたTomonaです。
2年間の留学(カナダ/韓国)+大学卒業後、金融機関で5年ほど勤務の後、人生のアドベンチャーを始めるためギリホリでここ、フランクフルトにやってきました。
ドイツ語0ベースで来てしまったので、日々奮闘中です。そんな私が日々感じる様々なこと・情報をお伝えしていきたいと思います。