ドイツ(フランクフルト)の気候と服装
ドイツに旅行をするけれど、何を着ていこう?
出張があるけれど、コートは必要だろうか?
インターネットの天気予報を見るだけでは分からない、そんな情報をドイツ在住者が詳しくご紹介します!
目次
<春>3・4・5月
まだまだ寒く天気がコロコロと変わる日々
<夏>6・7・8月
日本よりも過ごしやすい、ドイツの夏
<秋>9・10・11月
冬に向かって、一気に気温が下がります
<冬>12・1・2月
意外と雪は降らない?
フランクフルトってどんなところ?
まずは、さくっとフランクフルトのご紹介をしていきます。
ソーセージの名前になっているため、ご存知の方も多いですよね。
フランクフルトは正式名称「フランクフルト・アム・マイン」といい、人口は約73.6万人。
ベルリン、ハンブルク・ミュンヘン・ケルンに次ぐドイツ第5の都市でもあります。
1年中穏やかで過ごしやすい上に、歴史的にも古に町並みが続く観光の名所もたくさんあります。
日本との時差は、サマータイム時は-7時間、サマータイムがなければ-8時間です。
<春>3月・4月・5月
ドイツの春は、日本に比べ寒いと言えるでしょう。天気も変わりやすく、予想しづらいのが特徴。
3月はまだコートが手放せません。また、4月5月は、とても気温の変化が激しく、調節できる羽織り物や収納可能な防寒着などが必須です。
3月【最高気温:11℃/最低気温3℃/降水日数:8日】
3月の平均気温は11℃と肌寒く、日本ほど暖房を強く効かせているところは多くありません。
また、日差しを浴びると温かい日もあるのでフーディや薄手のニットなどコートの中で調節できるものが必要です。
4月【最高気温:6℃/最低気温6℃/降水日数:7日】
4月の天気は、とても変わりやすいです。
April, April - der macht, was er will.「4月は好き勝手なことをする」という例えまであるほど。
4月の天気はころころかわるからわがままだ、というとってもかわいい表現でよね。
実際は、さっきまで晴れていたのにあっという間に曇ってしまったとか、逆に土砂降りだったにも関わらず、一気に晴れたり。気温だけでなく天候の変化も激しいため、注意が必要です。
5月【最高気温:21℃/最低気温11℃/降水日数:9日】
5月は半ばを過ぎるとだんだんと 花が咲き始め、春らしい陽気になってきます。
気温の変化の激しい季節ですので、服装は調節できる羽織り物や防寒着などを用意しましょう。
<夏>6月・7月・8月
ドイツの夏は、日本に比べ涼しく湿気が少ないです。
雨が降ったり、日が沈むと気温がぐっと落ち込みます。
夏でも、薄手の羽織などは忘れないようにしましょう。
ドイツでは、夏になると夜9時過ぎまで明るい日が続きます。
また、日本では考えられませんが…ドイツの室内にはクーラーのないところが多くあります。熱中症には要注意!
6月【最高気温:24℃/最低気温14℃/降水日数:9日】
6月の最高気温は24℃と5月に比べ、暑くなります。
日中は日差しが強く、実際の気温より暑く感じることも多いでしょう。
この頃には、夜も9時頃までは明るいため外に居ることが多くなりますが、日が暮れ始めると肌寒くなるので、薄めの羽織をもっておくと便利です。
7月【最高気温:26℃/最低気温16℃/降水日数:9日】
7月の最高気温は26℃と、6月より少し気温が上がり暑い日が続きます。
日中は日差しが強く、実際の気温より暑く感じることも多いでしょう。
日照時間が長いため、夜10時頃まで外に居ることも多くありますが、羽織は忘れずに。
また、ドイツ特有の急な雨に備えて折り畳み傘を持っておくと便利でしょう。
8月【最高気温:25℃/最低気温15℃/降水日数:8日】
8月は夏本番さながらの暑い天気が続きます。
平均最高気温は25℃ですが、温暖化の影響でときには30℃近くになることも…しかしながら、ドイツにはクーラーのない場所が多くあります。
熱中症に注意!また、夜にはぐっと気温が下がるので寒暖差で体調を壊しがち。
羽織等を常備させ、体調を崩さないようにしましょう。
<秋>9月・10月・11月
ドイツの秋は、日本の秋とは大きく違います。
9月頃から、寒暖の差が更に激しくなりあっという間に冬の足音が聞こえてきます。
9月【最高気温:21℃/最低気温12℃/降水日数:8日】
9月の最高気温は21℃に比べ、夜は10℃近くまで気温が下がります。
日中は日差しが強く、実際の気温より暖かく感じることも多いため、夕方には厚手の上着が必要になります。
10月【最高気温:15℃/最低気温8℃/降水日数:8日】
10月は9月に増して温度が下がります。
セーターやコートなどが常に必要となります。
日中の日がある間は少し暖かさを感じますが、曇り始めると一気に寒さを感じます。
10月中旬以降は肌寒くなる日が多くなり、秋には風が強い日もあるため、厚手のコートなどの中には暖かいセーターなどがあると便利です。
11月【最高気温:9℃/最低気温4℃/降水日数:9日】
11月は一気に気温が下がります。
東京のこの頃の天気を意識した服装で寒さをしのげます。室内に入ると暑く感じることもあるため、脱ぎ着できる服装が便利でしょう。
また、手袋・マフラー・帽子は必須です。また、急な寒さにも対応できるよう、コートの下に着れるような、持ち運び可能なダウンなどがあると便利です。
<冬>12月・1月・2月
ドイツの冬は、とにかく寒い!
フランクフルトは寒さが厳しいドイツの中でも過ごしやすい地域ですが、日照時間がとても短いです。
最も寒さが厳しくなるのは、12月、1月です。積雪はあまりないですが、平均最高気温も5-6℃ととても寒いです。
12月【最高気温:6℃/最低気温1℃/降水日数:10日】
とにかく寒い12月。
防寒着だけでなく、手袋・帽子・マフラーなどの防寒具も必須です。
日本から来る方は、使い捨てカイロが役立つこと間違いなし。
1月【最高気温:5℃/最低気温0℃/降水日数:9日】
2月【最高気温:6℃/最低気温1℃/降水日数:8日】
1月2月の天気も同様に、日照時間が短く、曇りの日がとても多く、とにかく寒いです。
使い捨てカイロ・手袋・マフラー、できればたくさん着込め調節できる服装がおすすめです。
コートなども、お尻まで隠れるようなダウンをおすすめします。
2月の終わりあたりから、少しずつ暖かくなってきますが、ドイツ特有の朝晩の寒さや急な天候の変化は、頻繁にあるため注意が必要です。
まとめ
フランクフルトの1年間の気候と服装を紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?
私自身旅行の際、インターネットで気温を調べます。でも、どんな服を持っていこうか、どんなものがあったら便利かなどとても迷います。
フランクフルトに来られる方の、ご参考に少しでもなれば幸いです。
Written by TOMONA ABE/Edited by Aki
自己紹介
3月より、フランクフルト校にてインターンとして働き始めましたTomonaです。
2年間の留学(カナダ/韓国)+大学卒業後、金融機関で5年ほど勤務の後、人生のアドベンチャーを始めるためギリホリでここ、フランクフルトにやってきました。
ドイツ語0ベースで来てしまったので、日々奮闘中です。そんな私が日々感じる様々なこと・情報をお伝えしていきたいと思います。