【高校生のドイツ留学体験談】Natsukiさんの成長と挑戦!
お名前 | Natsukiさん |
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留学先・言語 | ドイツ/フランクフルト校 英語1週間、ドイツ語1週間 |
受講コース | ジュニアプログラム スタンダードコース |
宿泊施設 | レジデンス |
留学期間 | 2024年7月(2週間) |
Q.中学生、高校生は英語圏に留学に行く方が多いのですが、ドイツを選んだ理由を教えてください。
今回のドイツ留学は、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」の制度を利用しました。この制度では語学学校だけの留学は認められず、現地での活動(インターンやボランティア)も含めたプランを立てる必要があります。さらに高校生は14日以上の留学期間が必要です。
もともと教育に興味があり、「ドイツの自然遊び場(Nature Spielplatz)で子どもたちの自由な遊びをサポートするコーディネーターのインターンに挑戦したい」という思いがありました。そのため、2週間語学学校に通い、その後2週間はインターンを行う形で留学を計画しました。
留学先の語学学校はアクセスの良さを重視してフランクフルトに決めました。フランクフルトなら日本からの直行便もあり、街の交通の便も良かったからです。ドイツ語と英語の両方を学べる学校を調べた結果、シュプラッハカフェを選びました。
Q. インターンについて詳しく教えてください!
インターン先は、自然豊かな田舎町Bielfeltにある「Nature Spielplatz」。
このインターンでは、子どもたちが自然の中で主体的に遊び、学ぶための環境を整え、サポートする仕事に取り組みました。
例えば、木登りや火遊びといった、一般的に「危険」とされる遊びでも、「危険だからやらせない」ではなく、子供たちのしたい遊びを安全に楽しんでもらうことをサポートします。
重要なのは、子どもたちが自分の限界を試しながら成長するために必要な「リスク」と、予期せぬ突発的な危険である「ハザード」を区別すること。リスクは完全に排除するのではなく、成長につながる適度な挑戦を残しつつ、ハザードを最小限に抑えるような環境づくりをしたりと、いろんな経験をしました。
Q. 留学してみて、どんなことが大変でしたか?
切符の買い方、買い物や洗濯機の使い方がわからず最初は生活面で戸惑いました。
現地の人を観察して、「切符はここで買うんだな」「スーパーではこのタイミングでDanke(ありがとう)っていうんだ」ってやり方をまねたり、洗濯の使い方はネットで調べたらシュプラッハカフェの記事「ドイツのコインランドリーの使い方」が出てきました(笑)困った時には「観察する」「調べる」「聞く」を心がけていました。
移動面でも驚きの連続で、電車の遅延や突然の路線変更が日常茶飯事。電車の中で隣の席の人と英語で会話するなど、楽しいハプニングもありました。
Q. シュプラッハカフェでの授業はいかがでしたか?
シュプラッハカフェでは、英語とドイツ語を1週間ずつ学びました。
英語のクラスでは、興味のあるトピックをテーマにしたスピーキングが中心で、実践的な会話力を養うことができました。
ドイツ語のクラスではA1(初心者)だったので、基礎を学びました。
正直なところ、ドイツ語は上達というより、まず慣れることを目標にしていました。でも、ルームメイトに「1週間だけドイツ語のクラスを取っても話せるようになるわけない。あなたの留学プランは変。」と言われて、言語クラスを変えるか迷ったこともありました。
そんなとき、英語の先生に相談したら「英語のクラスに変えてもいいよ」と提案してくれました。でも、ドイツ語の先生がとても優しくて、「あきらめないで!一緒に頑張ろう!」と励ましてくれたんです。それがとても嬉しかったです。
レセプションにも相談して、ジュニアプログラムのクラスから、人数の少ない大人向けのクラスに変更してもらえることになり、このおかげで先生との距離が近くなって、質問しやすくなりました。
印象に残っているのは、休み時間にドイツ語の先生に「インターン先で自己紹介をしたい」と相談したときのことです。先生は親身にアドバイスをくれて、一緒に自己紹介の内容を考えてくれました。そのおかげで、自信を持ってインターン先での自己紹介に臨むことができました。
Q. ジュニアプログラムのアクティビティではどんなことをしましたか?
ジュニアプログラムでは、さまざまなアクティビティがありました。動物園や植物園、ボーリング、マインタワーなど、どれも楽しい経験でした。椅子取りゲームをしたときは、クラスメイトたちの本気度がすごくって。台湾から来た子と仲良くなって、「みんな元気ですごいね!」と笑っちゃいました。
ジュニアプログラムには30人ほどが参加していて、スペイン、ポーランド、トルコ、イタリアなど、さまざまな国からの参加者がいました。アクティビティの中では英語が共通語として使われていて、英語で色んな人と話せたのが良い経験になりました。
ジュニアプログラムに参加しなかったら、ドイツでボーリングに行くこともなかったと思うし、アクティビティを通して他の国の人たちと交流しながら英語を使うことができたのは、とても貴重な体験になりました。
Q. 留学をしてカルチャーショックなどはありましたか?
はい、たくさんありました(笑)。特に印象に残っているのは、ルームメイトとの喧嘩です。
私は朝起きるのが苦手で、目覚まし時計のアラームがうるさいとルームメイトに怒られたんです。でも、ルームメイトもお母さんと毎日大きな声で電話していて、その声も私にはうるさく感じていました。
私自身は、お互いのプライバシーを尊重して干渉しない方がいいと思っていたのですが、ルームメイトは「不満があればはっきり言うべき」というスタンス。
「1週間だけドイツ語のクラスを取っても話せるようになるわけない」って言った子と同じなんですが、こんなに言いたい事をズバッと言ってくる人が世の中にいるんだって圧倒されました。
その後、Teamer(ジュニアプログラムをサポートするスタッフ)が仲を取り持ってくれて、仲直りできました。最終的に、目覚ましのアラームをかけない代わりに、ルームメイトが「Hey Natsuki, Wake up!」ってゆすって起こしてくれることになりました(笑)。
また、治安面については最初少し不安に思っていましたが、行ってみると意外と大丈夫でした。ただ、私が行った時期はサッカーのプレミアリーグ決勝戦の時期で、街中が大盛り上がり!クラクションが鳴ったり、叫んだりと、日本ではあまり見ない応援の仕方を目の当たりにして、とても驚きました。
他にも、夏に行ったのでサマータイムの影響で21時頃まで空が明るいことにも驚きました。時間の感覚が少し変わるような、面白い体験でした。
ドイツでは多様な人種の方と交流できたことも新鮮でした。例えば、イタリア語アクセントの英語や、フランス語アクセントの英語、ドイツ語アクセントの英語など、異なる英語の話し方を聞くことができました。
正しい英語を話さなければならないというプレッシャーが少なかったことも、チャレンジしやすい環境を作ってくれたと思います。さまざまなアクセントの英語を聞くことで、英語の幅が広がり、貴重な経験を得ることができました。
Q. 留学を通じて成長したと思うことは?
一番の成長は、寛容になれたことです。トラブルが起きても「そんなものか」「何とかなる」って受け止められるようになりました。
Q. 将来の目標を教えてください
教育に携わることです。私自身、学校をお休みしていた時期があったのですが、「行かなくてもどうにかなる」ってことを伝えたい、証明したいと思っています。私自身、どうにかなってるので。
不登校の子どもたちが増えていますが、いろいろな学び方があることを伝えたいです。子どもたちの居場所づくりや体験づくりに関わったり、日本の教育に向き合っていきたいと思っています。
また、外国で働きたいという思いもあったのですが、留学をして改めて日本の良さに気づき、自分はやっぱり日本が好きだということを実感しました。この留学で得た経験を活かし、日本の教育に向き合いながら、さまざまな面で貢献できるような仕事をしていきたいと思っています。
Q. 留学を考えている中学生、高校生の皆さんにメッセージをお願いします!
Don't be shy!(恥ずかしがるな!)
これは私がシュプラッハカフェに留学中、Teamerがずっと言ってくれていた言葉です。
私もこれまで、やってみようと思っても、実際には行動に移せないことが多かったんですが、挑戦する気持ちを持って「Don't be shy」で行動することがとても大切だと思います!
Natsukiさん、貴重なお話をありがとうございました!
自分で留学先を調べ、オンラインでシュプラッハカフェスタッフと話をして留学先に決め、ひとりでドイツに渡航してインターンシップにも挑戦したりと、その行動力には、シュプラッハカフェスタッフ一同終始脱帽していました。
留学経験を通して、貴重な体験や学びをたくさん得られたことが伝わってきて、Natsukiさんのドイツ留学に関われたこと、とても嬉しいです!
留学中に困難に直面したとしても、それを乗り越えた先には大きな成長があります。シュプラッハカフェで、あなたも世界への一歩踏み出してみませんか?
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