1. 時差ぼけは睡眠不足で発生するため、睡眠剤の服用により解消できる。
一般的に信じられているのとは反対に、時差ぼけは睡眠不足や、飛行機内で長い間閉じ込められているから引き起こるものではなく、いくつかのタイムゾーンを跨ぐために体の日周リズムが崩れることが原因とされています。私たちの睡眠や食事のパターンを記憶している日周リズムや体内時計は、昼の明るさ、夜の暗さなど、私たちの置かれている環境から大きな影響を受けています。飛行機での移動が長い場合に、睡眠薬は飛行機内での睡眠を手助けしてくれますが、時差ぼけの根本的解決にはならず、さらには時差ぼけ克服が遅れる原因となる場合もあります。時差ぼけ解消の一番の近道は、現地での生活ルーティーンを決め、それに従うことです。
2. 渡航日の6~12ヶ月前に航空券を購入するのが安く手に入る
航空会社は定期的に特別オファー航空券情報を更新していますが、このような特別オファー航空券については渡航日のだいたい2-3ヶ月前にのみ情報公開をしています。これは6~12ヶ月前の航空券購入が一番安いという神話を真っ向から否定する事実です。この事実を知ったみなさんは、次回からは航空券購入を渡航日の2~3ヶ月まで少し待つことです。
3. ラストミニッツ航空券が一番安い
「ラストミニッツチケット」と聞くと、航空会社が飛行機の席を埋めるために、渡航直前にチケットを破格で売り出すこととみなさんお考えだと思います。事実として、特にハイシーズン時や人気の旅行先へのフライトに関しては、価格を上げています。渡航の6~8週間前の航空券購入が一番理想的であると言われています。
4. 観光客はスリやその他のトラブルの標的になりやすい
現地の犯罪者たちは、次のターゲットに観光客の到来を待っているわけではありません。大都市では観光客が巻き込まれるスリのような事件の数が多いですが、彼らが観光客のみをターゲットにしていることはめったにありません。観光客はターゲットにしやすいといわれていますが、このようなスリや小犯罪はに巻き込まれないようにするには、高価なものを身につけず、注意深く行動することです。犯罪者たちは通常、簡単にスリを実行できるターゲットを探しています。ということは、観光客がそのターゲットであるということではありませんし、観光客だけがスリにあうというわけではありません。また暗い道やひと気のないエリアに行かないこと、駅、空港などの人通りの多いエリアを中心に行動すること、そして貴重品は宿泊先のセーフティボックス内に入れておき、持ち歩かないことが必要です。あるホテルではサービスの一環として、宿泊客が戻る予定の時間を過ぎても戻ってこない場合に、安全確認のため連絡をとってくれるところもあります。
5. 世界中どこでも英語が話される
英語が世界共通語とされていますが、依然として人々がまったく英語を話さない旅行先もあります。一般的に田舎の地域に旅行することでその国や都市の文化や人々のルーツを知ることができ、そういった地域では「英語」という言語が浸透していません。旅行中に英語がまったく通じないエリアがあることを目の当たりにすることは、世界人口の1/3しか英語の会話能力を身につけていないという事実を裏付けるでしょう。とはいっても、「英語が通じないの?!」と怖がる必要はありません。私はあなたと会話をしたいのです!といった姿勢を忘れなければ、暖かくフレンドリーに向かえてくれる現地の人々との交流を楽しむことができます。
6. 旅行休暇は昇進に響く
ほとんどの企業が旅行経験は一つの経験知識として重視し、採用時に求職者が国外での経験があるかどうかを気にする場合もあります。そのため、旅行中に少しでもそういった企業側が興味を示すような「世界での経験」をしてください。旅行から戻った際に豊富な知識、経験、そしてそれを元にした新しいアイデアが生み出せるようであればあなたが望む企業・歩ディションで勤務するチャンスがあります。雇用者たちはそういった経験、知識をポジティブなプラス要素として雇用を検討するでしょう。
7. 旅行は高価なものなので、全ての人が経験できることではない
旅行は高価なものでありお金持ちな人しか楽しむことができないといわれていましたが、今日では正しく旅行の準備を すれば、ほとんど全ての人が楽しむことができます。日常生活で節約をすることと、旅行費用の節約は同じことです。膨大な金額の節約ができなかったとして も、お手頃価格の旅行は実現できるのです。カウチサーフィンやホステル、ゲストハウスはもちろんのこと、ビジネスホテルでもお手頃な価格で宿泊できること もあります。快適で尚且つお手頃価格の宿泊先を確保することは誰にでもできます。あなたのお住まいの地域近くを旅する際、移動手段として車の相乗り(カー シェアリング)などでも移動費を節約することができます。
客引きや接客スタッフは遠くにいる人々でも観光客を見極めてターゲットにすることができるといわれていますが、それは彼らがわれわれ観光客をターゲットに2倍の価格で商売をしようとしているというわけではありません。人によっては値切り交渉が旅行先でのエキサイティングで楽しい経験なのかもしれませんが、観光客であれば「だまされないための値切り」が必ず必要であるというわけではありません。単純に現地の人との価格交渉を楽しんだり、1、2ドル多めに支払うことができる場合にはそうしてみるのもいいでしょう。そうすることで、客引きたちがその夜、いつもよりちょっと素敵な夕食を家族にプレゼントできるなんてことがあるかもしれませんね。
9. 飛行機は細菌が蔓延しているカプセルのようなもので飛行後は体調を崩す
空気の循環利用がされている航空機内は、病原菌などの細菌の増殖に理想的な空間と信じられていますが、空気は単純に循環利用されているだけではなく、フィルターにかけられています。しかし旅行中は旅行の疲れや環境の変化によって体調を崩し易いのが事実ですので、水をたくさん飲んで水分補給をしたり、手洗いうがいをしっかりすることをお勧めいたします。
この旅行先での行動は、もっともありふれた旅行神話の一つと言えます。そのため、多くの旅行者が同じ考えを持って行動することになり、混雑を避けることはできなくなります。また事実、人気の観光名所はいつでも人で溢れかえっています。それでも少しでも人が少ない時間に、少しでも静かな時間帯に行きたい!というのであれば、現地の人に聞くか、ホテルのインフォメーションセンターに聞いてみることをお勧めします。
Happy travelling !