モントリオール(カナダ) Maoさんの4週間フランス語留学インタビュー!

" 語学力についてはほとんど期待せずにいました
ところが留学期間の半分が過ぎたあたりで、授業内で指示や文法解説として使われるフランス語ならわかるようになり、
帰るころには簡単な雑談ができるようになりました。
さらに単語の数も飛躍的に増え、また日本で単語帳で勉強しているより忘れにくく
生の言葉に触れるって凄い!留学って凄い!
と思いました。 "

お名前 Maoさん
留学先カナダ モントリオール
受講期間2019年9月から4週間 
受講コースインテンシブコース
滞在方法ホームステイ
2019年9月、Sprachcaffeモントリオール校にて4週間のフランス語留学をされたMaoさん。
大学生として留学されました。
留学を通して語学力を伸ばし、価値観が変わったと語る、充実した留学生活を過ごしたMaoさんにインタビュー!!

きっかけについて

Q. フランス語を学び始めたきっかけを教えてください。
大学1年生のときに第2外国語としてフランス語を選び、1年間学びました。
その後、文法の理解だけでなく実際のコミュニケーションでの使われ方も知りたいと思い
留学を決意しました。
Q:モントリオールを選んだ理由について、どのようなきっかけだったのでしょうか。
いきなりフランスへ行くのが不安だったことと、生活の中で英語力も伸ばせるのではないかと考えたことがモントリオールを選んだきっかけです。
また、街並みの写真を見たり、様々な文化が混じっているという話を行ったことのある人から聞いたりして
期待が膨らんだことも理由の一つです。
Q:モントリオールに来る前、不安だったことや、楽しみだったことを教えてください
モントリオールに限りませんが、全く知らない街に行って全く知らない人たちと過ごすことは不安でした。
一方で、今までの自分が知らないことに出会えるというのは同じくらい楽しみでもありました。

モントリオールでの生活について

Q. 町の様子や、人々の様子、お気に入りの場所などあれば教えてください。
聞いていたとおり、モントリオールは本当にマルチカルチュラルな街です。
歩いている人はヨーロッパ系、南米系、アジア系、アフリカ系など様々で、
見た目だけではモントリオールの住人なのか留学生なのか全く分かりません。
また、聞こえてくる言葉も第一公用語であるフランス語、誰にでも通じやすい英語、南米からの移民が話すスペイン語など様々でした。
アジア人だからと差別を受けることもカタコトのフランス語で嫌な顔をされることもなく
穏やかに過ごすことができました。
Q. モントリオールでおいしかったもの教えてください。
モントリオールのベーグルはお気に入りです。
スライスするような向きで半分に切ったあとトースターで軽く焼き、クリームチーズをたっぷり塗った上にスモークサーモンを乗せて食べます。
ベーグルといえばハンバーガーのように具を挟んで食べるイメージが強かったのですが、
このオープンスタイルもとてもおいしいです。(帰国後に調べてみたら日本のベーグル屋さんでも売っていました)
Q. 困ったことなどはありませんでしたか?
お米がほとんど食べられなくて、日本食が恋しくなりました。
トースト、ベーグル、サンドイッチ、クロワッサンなど選択肢はたくさんありましたが、
お米料理があまりなくインスタント食品を日本から持ってくればよかったなと後悔しました。
Q. モントリオールの生活で注意することなどはありますか?
モントリオールだからと注意することは、特にないと思います。
治安はとてもよくスリや詐欺も少ないです。
あえて言うなら、敬虔なカトリック、ムスリム、ユダヤ教徒などいろいろな信仰を持つ人が混在しているので、
日本にいるときの感覚でよく知らないままに気安く宗教の話をすることは避けた方がいいと思います。
Q:留学に来て楽しかった思い出を教えてください!
放課後にモントリオールのいろいろな場所に遊びに行ったことです。
もともと一人であちこち行くのが好きなので、その日の気分で行く場所を決めて気ままに過ごしていました。
おかげでモントリオールの主要な観光地は行きつくしました
また、学校で毎週水曜日にやっていたスタディクラブも楽しかったです。
雑談やゲームをする日もあれば、1つのテーマについて真剣にディスカッションする日もありました。
授業やホストファミリーとの会話から得られる力とは異なるタイプの語学力を、
スタディクラブを通じて身に付けられたと思います。

シュプラッハカフェモントリオール校について

Q. シュプラッハカフェでの授業の様子について教えてください。
授業はとても少人数で質問しやすく、先生もフレンドリーでまさに理想の語学留学をすることができました
私が受けていたフランス語初心者のクラスには、
韓国、ニュージーランド、チリ、ペルー、コスタリカからの生徒が来ていましたが、
入れ替わりもあったので一番多いときでも5人のクラスでした。
ただ、時期によってはもっと多くなるそうです。
朝のクラスはケベックのフランス語を話す先生(ケベコワ)で、午後のクラスはフランスのフランス語を話す先生でした。ケベコワの先生は、ケベックの方言のような単語レベルでの違い(例:セーターはフランスではfull、ケベックではchandail)や、
ケベックの歴史や文化に関連づいた言葉の使われ方の違い
(例1:フランスでは「朝食=petit-dejeuner」「昼食=dejeuner」「夕食=diner」だが、ケベックでは昼食が最も大切だったため「朝食=dejeuner」「昼食=diner」「夕食=soupe」という)
(例2:一着のズボンのことをフランスではun pantalon と単数の形で言うが、英語も話されるケベックではdes pantalonsと複数の形で言う。これは英語で一着のズボンをpantsと複数の形で言うため)
を教えてくれました。
フランスのフランス語を話す先生は、特に発音を重点的に教えてくれました。
先生以外にも何人かのフランスのフランス語を話す人に会いましたが、
フランスのフランス語はケベコワのものよりもはっきりと強めに話されて、発音も教科書通りな印象を受けました。
Q. ホストファミリーとの思い出を教えてください。
定年退職後もボランティアなどでアクティブに活動している一人暮らしのおばあちゃんのお家にホームステイしていました。料理が得意で、ケベックの伝統的な食事を食べさせてもらったり、イタリアンやメキシコ料理を作ってくれたりと毎日本当に素敵な食事を用意してくれました。
モントリオール島の中心にあるモンロワイヤルへ2人で散歩に行ったのもとても良い思い出です。
Q. 留学前と留学後の語学力の変化について教えてください。
留学前は、文法は一通りできるけれど全く喋れず聞き取れない、挨拶もbonjourとmerciしか知らない状態で行きました。
そのため、フランス語が「わかる」ようになるというよりはフランス語に「慣れる」ことができればいいなと、
語学力についてはほとんど期待せずにいました。
ところが留学期間の半分が過ぎたあたりで、授業内で指示や文法解説として使われるフランス語ならわかるようになり、
帰るころには簡単な雑談ができるようになりました
さらに単語の数も飛躍的に増え、また日本で単語帳で勉強しているより忘れにくく、
生の言葉に触れるって凄い!留学って凄い!と思いました

最後に

Q. 海外生活・留学で得たこと、ご自身の変化などはありますか?
留学をして価値観が変わったように思います。
日本にいたときは、いかに効率よくその日の予定を消化していくかばかり考えていたように思いますが、
時間にとても余裕のあるカナダでの生活や、街を歩く人のゆったりとした足取り、せかせかしないカナダ人の気質などを通して、もっと一日を大切に過ごそう、ご飯をおいしく食べたり、季節の移り変わりを感じられるような生活をしようと思うようになりました
また、日本にいては考え付きもしないようなことをたくさん知ったことで、自分の中の考え方や物事の捉え方が変わっているのではないかと感じています。
Q. 今後の目標ややってみたいことなどあれば教えてください。
フランス語の勉強を続けていきたいです。
日本ではフランス語を学習する環境が英語ほどには整っておらず難しいですが、
なんとか続けていきたいと思っています。
Q. 留学を迷っている方に、コメントをお願いします。
留学はとても勇気の要ることかもしれませんが、留学してみることで見えてくることはたくさんあり、
得られることはとても素晴らしいものです。
世界には本当にいろいろな人がいるのだと気付けたり、日本で今悩んでいることなんてちっぽけだなと思えたりすることもあります。
なにより、この「不安だけれどやってみた結果とてもよかった!」という経験自体を留学を通してしてほしいなと思います。
いかがでしたでしょうか?
今回は、Maoさんのモントリオール フランス語留学についてインタビューしました。 私も学生時代にカナダに1年ほど住んでおりましたが、人が穏やかな印象でとても公園などが美しかった記憶があります。
バックグラウンドも含めた地域によるフランス語の違い
とても興味深いお話をお聞かせいただきました。
また、カナダのゆっくりな時間を体験されて、
「一日を大切にしよう」「ご飯をおいしく食べたり、四季を感じる生活をしてみよう」
と感じることができるMaoさんの素晴らしいご体験にとても感動いたしました。  日本で、フランス語を学習されている皆さん。
休暇などを利用し、Maoさんのように世界に飛び出してみませんか?
Maoさん、お忙しい中、インタビューの質問1つ1つに丁寧にご回答いただきありがとうございました。
私たちシュプラッハカフェスタッフ一同、Maoさんの益々のご活躍を応援致しております。
また、お会いできますことを心よりお待ち申し上げております。

Interview By Tomona Abe