ドイツと言えば、ビール!
ドイツでは1300以上もの醸造所から、7,000 種類ものビールが生み出されており、それぞれの地方にその場所オリジナルの味や香りを持つ銘柄があります。
今回はそんなビール大国ドイツに住む、ビール好きなドイツ人の友達にオススメビールを選んでもらいました!

Weihenstephaner HefeWeissbier (ヴァイエンステファナー ヘフェヴァイスビア)

概要
醸造所Weihenstephan
場所バイエルン州   
スタイルヴァイツェン
アルコール度数5.4%
Weihenstephanは現存する世界最古の醸造所とも言われている、1030年から続く有名な醸造所です。
バイエルン州フライジング (Freising) のWeihenstephanという場所にあり、それがブランド名の由来となっています。
軽い味わいで、バナナのような甘さがあり、非常にさわやかなビールです。

WARSTEINER(ヴァルシュタイナー)

概要
醸造所Sparten
場所デュッセルドルフ  
スタイルピルスナー
アルコール度数4.8%
ヴァルシュタイナーは1753年以降、ドイツのアルンスベルグ森で醸造されているビールで、地元のマイルドな軟水のおかげで軽い仕上がりとなっています。
バランスの良いマイルドな味わいが特徴で、花のような麦芽の爽やかな香りが広がります。 透明感のある黄金色と軽い口あたり、泡立ちの良いドイツビールです。

Erdinger Weissßbier Kristall (エルディンガー・ヴァイスビア・クリスタル)

概要
醸造所Erdinger
場所バイエルン州
スタイルヴァイツェン
アルコール度数5.5%
Erdinger(エルディンガー)は世界の最も有名なビール醸造所の1つ。
その醸造所から作られる人気のドイツビールが、ヴァイスビア・クリスタルです。
このドイツビールは時間をかけて丁寧にろ過されるため、名前にもある通り、クリスタルのように透き通った色をしています。
白ビール特有のフルーティーな香りがありながらもスッキリとした味わいで、甘さの中に少し酸味を感じられるドイツビールです。
※写真んはエルディンガー・ヴァイスビアです。  

Licher Weizen(リッヒャー ヴァイツェン)

概要
醸造所Licher
場所ヘッセン   
スタイルヴァイツェン
アルコール度数5.4%
ドイツのHessen(ヘッセン州) Lich(リッヒ)に本拠を置く醸造所、Licher(リッヒャー)のWeizen(ヴァイツェン)です。
自社で所有する地下水源を利用し、独自の自家酵母を使用しているのがこのドイツビールの特徴です。
2006年には780.000ヘクトリットルの生産を記録しており、とても規模が大きい会社です。
このオレンジ色のビールを注げば、まるで太陽がグラスに入っているよう。
太陽によって熟された小麦と独自の水源からくみ出す新鮮な水からうまれるこのドイツビールは、バナナのようなやわらかな甘みと香りの中に若干のアクセントを感じる、軽い口当たりのビールです。

Krombacher Dark (クロンバッハ ダーク)

概要
醸造所Kronbacher
場所デュッセルドルフ  
スタイルケルシュ
アルコール度数4.3%
クロムバッハ(Krombacher )は、ドイツクロイツタールに位置するノルトライン=ヴェストファーレン州のビール醸造所です。
ほのかな苦み、軽いホップと豊かで濃厚な麦芽がとってもバランスよく組み合わされ、飲んだ後には口いっぱいに香りが広がります。
1516年のドイツ純度法に従って自然に醸造されて作られたビールだからこそ生み出すことのできる味わいです。

Spaten Oktoberfest(シュパーテン・オクトーバーフェスト)

概要
醸造所Sparten
場所ミュンヘン   
スタイルメルツェン
アルコール度数5.9%
オクトーバーフェストはドイツで大人気のビールの祭り。
そこで飲むビールとして絶対に欠かせないのがこのビール。
これ以上にオクトーバーフェストと繋がりのあるビールはないそうです。
というのも、このビール醸造所のオーナーであるGabrielさんがオクトーバーフェストスタイルビール、つまりオクトーバーフェストで使われるメルツェンMärzen という種類のビールを作り出したからです。
この種類のビールは、3月に醸造して夏の間寝かせておき、本番のオクトーバーフェストでお披露目されます。
色はとってもきれいなブロンズカラー。
じっくりと丁寧に抽出を重ねたことがわかる、濃厚でありながら優しい甘みが広がるビールです。

Reissdorf Kölsch(ライスドルフ・ケルシュ)

概要
醸造所Schlappeseppel
場所ケルン
スタイルケルシュ
アルコール度数4.8%
ケルシュは比較的新しいスタイルのドイツビールです。
チェコのピルスナーが大流行した19世紀後半に、現在の形で生まれました。
チェコのピルスナーの澄んだ黄金色の泡立ちは、ドイツの濃いビールとは一線を画していたため、全国のドイツの醸造家は、同じように明るいビールを生み出そうとしました。
そんな中、ケルンで生み出されたドイツビールがケルシュです。
1986年にケルシュ協定が認めた醸造所でつくられたビールだけが、「ケルシュ」と名乗ることができます。
また、ケルシュはハイブリッドビールです。
伝統的なエールのように、上面発酵酵母で作られていますが、その後低温で最大2か月間、ラガーと同じように寝かされます。
ケルシュビールは通常、ピルスナーと同じ麦芽が使用されますが、作られる過程が違うため、ピルスナーの香りを持ちながらも苦みが少なく、アルコール度数が低くなります。
ドイツのビールはとっても美味しく種類が豊富!それでいてとっても安いです。
中には日本でも飲めるドイツビールもありますので、ぜひぜひ飲んでみてくださいね。 それではBis Bald!!!

Written by Niina Mori

自己紹介

Ciao! 初めまして!1月より、フランクフルト校にてインターンとして働き始めましたNiinaです。
交換留学生としてドイツの大学に通いつつ、ドイツ語を学んでいます。
ドイツ語はほぼ初心者の状態で来てしまった私。現在大学での授業は英語で受けていますが、いずれドイツ語での授業も履修ができるように勉強中です!
大学生からの視点で、ドイツの魅力的な情報を発信していきたいと思います!
ぜひ読んでください^^