世界のクリスマス

大人も子供もワクワクする、クリスマスの季節になりました。 世界中が赤や緑、金色のデコレーションで彩られ、各地で様々なイベントが催されています。 家族・友達・恋人など、大切な人たちと過ごす年に一度の祭典、クリスマス。 あなたはどんな忘れられない思い出がありますか? クリスマスキャロルが街中で流れ、家がクリスマスのデコレーションで飾られ、テレビではクリスマス企画の番組が放送されています。そんなにぎやかで華やかなクリスマスのこの季節に、世界ではどんなことが起きているのかをご紹介いたします。

メリークリスマス!

日本のクリスマス

日本のクリスマスといえば、家族や恋人、大切な友達と過ごす冬の一大イベントですね。

日本のクリスマスで良く食べられるイチゴのショートケーキは、日本独自の形です。アメリカでショートケーキと言えば、パンとケーキの中間のような「ビスケット」と呼ばれるパンケーキ型の生地に生クリームやイチゴをはさんでトッピングしたものです。

また日本特有のクリスマスの食事として「フライドチキン」があります。これはケンタッキー社が「クリスマスにはフライドチキン!」という習慣を作ったことがきっかけです。留学先で、クリスマスはフライドチキンを食べると言うと、他文化圏の友人にきっと驚かれるはず。

子供たちは25日の朝早く、ワクワクしながら目覚めて、サンタクロースからのプレゼントを楽しみます。

Merry Christmas!

イギリスとアメリカのクリスマス

英語圏のイギリス、アメリカでは、どこもかしこもクリスマスのデコレーションで飾られ、街中ではクリスマスキャロルが流れています。

この2つの国では、「クリスマスキャロル」「クリスマスプレゼント」「家族とのクリスマスディナー」と、この3つがクリスマスを代表する言葉であると言えます。

またイギリス、アメリカではクラッカーと呼ばれる小さな筒型のギフトが食事のテーブルに置かれています。こちらの写真にある筒型の両端をひっぱると、ポンっと音がして空けることができます。

中には格言や子供たちのために小さなギフトなどが入っています。

Frohe Weinachten!

ドイツのクリスマス

ドイツといえば、クリスマスマーケットが有名ですよね。

一般的に11月末の週末から12月24日の期間で、各地でクリスマスマーケットが開催されます。

その土地ごとで、マーケットの雰囲気や屋台は異なり、毎年クリスマスマーケット巡りを楽しみにしている人も。

そしてクリスマス本番は、25日と26日の2日間。静かに過ごすのがドイツのクリスマスです。

25日と26日は、ほとんど全てのお店が閉まります。

家で手作りホットワインを楽しむなんでいかがでしょう?

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Joyeux Noël!

フランスのクリスマス

フランスのクリスマスは、キリストの誕生を再現した小さなフィギュア、「フィグリン」が有名です。

フランスで伝統的に食べられるクリスマスケーキは暖炉の蒔の形をしています。

こちらは皆さんも聞いたことがある「ブッシュドノエル」(bûche de Noël)といわれるもので、フランスではクリスマスから新年にかけて食べられます。

クリスマスの豪華な食事を家族みんなで囲み、12月24日の夜にサンタクロースによってプレゼントが用意されます。

フォアグラのパテ、サーモン、牡蠣、七面鳥がメインコースで並びデザートとしてアイスを食べます。

Feliz Navidad!

スペインのクリスマス

スペインでは各家や路上にて、クリスマスイブの24日に"Mass of the Rooster"と呼ばれる一番鶏にてクリスマスのお祝いが開始されます。

家族で食卓を囲み、スペインのクリスマス楽器として知られるzambombasでの音楽や歌でにぎやかにパーティーが開始されます。

スペインでは新年も大切な家族の行事としてお祝いします。

伝統として12個のブドウを食べて来る年の幸運を祈ります。12個のぶどうは来る年の12ヶ月分の幸運を表し、大晦日から新年にかけて1粒づつ幸運を祈りながら食べます。

1月6日が最も重要な日であり、マギと呼ばれるイエスキリスト誕生時にギフトを持ってきた聖人から、子供たちがプレゼントをもらう日です。

この日はグラスでブランデーを飲み、ポルボロンと呼ばれるクッキーを食べます。

Merry Christmas, Gesëende Kersfees & Jabulela Ukhisimusi !

南アフリカのクリスマス

南アフリカではクリスマスは家族や友達と集まる大切な機会です。

南アフリカではこのクリスマスシーズンは夏ですので、輝く太陽の元、プールやビーチの周りで大切な人とのクリスマスを過ごします。

ブラーイはこの国の伝統的なクリスマス料理ですが、ほとんどの人々はアメリカやイギリスのクリスマスと同じ過ごし方をします。

ある民族は、その宗教のしきたりに応じたキャンプを行います。そこでは伝統的料理のパップやMoroga、牛肉やヤギ肉が食卓に並びます。

سنة سعيدة !

モロッコのクリスマス

モロッコはイスラム教のため、他国のようなクリスマスのお祝いは行いません。

しかしフランスや西洋文化の影響もあり、家庭によっては子供たちを喜ばせるためにクリスマスのお祝いをするところもあります。

新年はクリスマスよりもお祝いムードが高まります。国営テレビ番組ではクリスマスイブにお祝いの番組を放送し、街中のレストラン、ホテルやカフェなどのテレビではこの番組が流されます。

Feliz Navidad y Felices Fiestas !

南米のクリスマス

南アメリカのクリスマスは、他の国の一般的なクリスマスの過ごし方と一緒です。

古くからの伝統を受け継ぐ小さな街では、その伝統に因んだ行事が行われます。

南アメリカではもちろん夏のクリスマスですが、他の国と同様に家族でたくさんの料理が並べられた食卓を囲みます。

南アメリカのほとんどの国がカトリックのため、宗教的な意味のお祝いとイエスの誕生を表現した飾りがされます。そのほかのデコレーションは、アメリカで街や家で見られるクリスマスの飾りと同様のものです。

また家に雪が積もったように見せる飾りをして、夏のクリスマスの一風変わったデコレーションを楽しみます。

12月25日は現地の人も旅行者も楽しませてくれる花火で夜空が彩られます。


世界的なお祝いだからこそ、様々な国で色んなお祝いの仕方があり、その違いを楽しめますね。

留学中の方も、日本でクリスマスを迎える方も、その土地のお祝いの仕方で大切な人とのこのクリスマス休暇を楽しんでください。

世界中にいる皆さんへ、
素敵なクリスマスを過ごせますように

シュプラッハカフェから願いを込めて‥★

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